古来より受け継がれた鳶の心意気と共に、
祭礼と建築の現場に生き続ける、関東連合若鳶会。

木遣

声を一つに、心を合わせる。

重い材を運び、息を合わせるために唄われてきた木遣り。その澄んだ声は、仲間と呼吸を重ね、現場の士気を高める掛け声として古くから受け継がれてきました。
祝いの席、上棟、祭礼の場で響く木遣り唄は、ただの唄ではありません。先人から受け継いだ誇りと結束を、声にのせて次の世代へ手渡していく。私たちが守り続ける、鳶の原点です。

受け継がれる
鳶の技。

古くから日本の建築と祭礼を支えてきた鳶。江戸の町火消しの多くが鳶職であったように、高きに立ち、危うきに挑む者たちの技と心意気は、時代を越えて今も脈々と受け継がれています。
関東連合若鳶会は、木遣・纏・梯子乗りといった伝統技能の継承を通じて、鳶の文化を次の世代へ繋ぐことを使命とする団体です。各地の祭典や出初式で技を披露し、地域の伝統行事を支えながら、仲間との結束を深めてまいりました。
受け継いできたものを守るだけではありません。若い世代が技を磨き、誇りを胸に新たな現場へと立つ。古きを継ぎ、新しきを知る。その積み重ねこそが、私たちの活動の根幹にあります。
鳶の技と心は、一朝一夕に身につくものではありません。先人が築いた伝統に敬意を払いながら、より確かな技と、より深い結束を次代へ。関東連合若鳶会は、これからもその歩みを止めることなく、鳶の文化を未来へ繋いでいきます。

梯子

粋を、空へ。

火消しが火元を見定めるために梯子を駆け上がった技が、今や祭礼を彩る花形の伝統芸能となりました。一本の梯子の上で見せる数々の技は、長い鍛錬と仲間の支えがあって初めて成り立つものです。
高きに舞う一人と、それを地で支える仲間たち。息の合った所作に宿るのは、鳶ならではの粋と心意気。一度ご覧いただければ、きっと忘れられない光景になるはずです。

日本の
祭礼を彩る、
粋の華。

纏は、江戸の町火消しが各組の目印として掲げた道具です。火事場では纏持ちが屋根に上がり、「ここで火を食い止める」という決意を示しました。火消したちはその纏を頼りに、纏より先へ火を出すまいと命がけで消火にあたったのです。
纏持ちは花形であると同時に、最も危険な役どころでした。炎が迫ろうとも纏を手放さず、組の誇りを守り抜く。その意地と覚悟こそが、火消しの心意気そのものでした。頭の意匠と、揺れる馬簾。組ごとに異なる纏には、それぞれの誇りが込められています。
時代は移り、纏は祭礼や出初式を彩る花形となりました。ずしりと重い纏を片手で振り、馬簾を大きくしならせる。力任せではなく、確かな技と均衡があって初めて、あの勇壮な所作が生まれます。一振りごとに広がる馬簾の動きは、見る者の心を沸き立たせずにはおきません。
私たちが振るう一本の纏には、火に挑んだ先人たちの意地と誇りが宿っています。その心意気を絶やすことなく、技として、姿として、次の世代へ。関東連合若鳶会は、纏に込められた鳶の魂を、これからも振り継いでいきます。

纏振

意地を、振るう。

火事場で組の在り処を示し、仲間を鼓舞するために高く掲げられた纏。猛火の中でもこれを守り抜くことが、火消しの意地であり誇りでした。
今、祭礼の場で勇壮に振られる纏は、馬簾を大きくしならせ、見る者の心を沸かせます。重い纏を自在に操るには、確かな力と長年の技がいる。一振りに込められているのは、先人から受け継いだ組の魂と、鳶の心意気です。

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